著者：株式会社A.S.T

「フォグランプが車検に通るのか、不安を感じていませんか？」

車検基準は法改正以降もアップデートされており、フォグランプの「色・明るさ・高さ・光軸」など細かな条件が定められています。たとえば、色は「白」または「淡黄色」以外は基本的に認められず、取り付け高さは地上250mm～800mmの範囲、3灯以上の同時点灯も不可といった具体的な数値が明記されています。

しかし、実際には「左右で色が違う」「LEDの明るさが基準を超えていた」「光軸がズレて対向車を幻惑する」といった理由で、毎年多くの車両が不合格となっているのが現状です。点灯不良やレンズ割れ、社外品の未認証など、見落としがちなポイントも多く、「想定外の再検査費用がかかった…」という声も少なくありません。

「どうすれば確実に車検をクリアできるのか？」そんな悩みを専門家の視点で解説します。

フォグランプの車検基準と法規制の全体像 – 基本知識と最新ルールを網羅

フォグランプは悪天候時の視界確保に欠かせない装備です。車検時には、フォグランプの基準や法規制に適合しているかが厳格にチェックされます。主な基準には、色、明るさ、取り付け位置、高さ、個数、光軸といった項目があり、これらすべてを満たす必要があります。下記の表で主な検査項目と基準を整理しました。

検査項目	主な基準内容
色	白または淡黄色のみ認められる
明るさ	他車の妨げにならない適切な明るさ
個数	前部2個まで、3個以上点灯は不可
位置・高さ	地上250mm以上、800mm以下が目安（車種で異なる）
光軸	対向車に眩惑を与えない方向・カットライン
球切れ	点灯しない場合は不合格

フォグランプの役割と車検における重要性 – ヘッドライトとの違い、法的位置づけ

フォグランプは主に濃霧・豪雨・降雪など視界が悪化する場面で使用され、路面や車両周辺を明るく照らすことで安全運転に貢献します。ヘッドライトが遠方を照射するのに対し、フォグランプは広範囲かつ低い位置を照らすのが特徴です。

• フォグランプは必須装備ではありませんが、装着している場合は車検基準に準拠する必要があります。
• 装着車は点灯／消灯のスイッチが正常に動作することも求められます。

ヘッドライトとの違いを理解し、正しく使用することで安全性を高められます。

車検でチェックされる主なフォグランプの検査項目 – 色・明るさ・個数・位置・光軸・高さ

車検時にチェックされるフォグランプの主な項目は以下の通りです。

• 色
  白または淡黄色が認められます。青やライムイエローなど規定外の色は不合格となるため注意が必要です。
• 明るさ
  適切な明るさが求められ、過度に明るいと他車の妨げになるため不合格になることもあります。
• 個数
  前部2個まで装着可能。3個以上は点灯不可です。
• 取り付け位置・高さ
  目安は地上250mm以上、800mm以下（車種や年式で異なる場合あり）。
• 光軸
  光軸がずれていると眩惑の原因となり、車検に通りません。カットラインの調整が重要です。
• 球切れ・点灯不良
  片側のみの点灯やスイッチ不良も不合格対象です。

これらの検査項目をセルフチェックし、必要なら交換・修理を行いましょう。

車検に通るフォグランプの定義と違反リスク – 適合基準の具体的数値と違反時の罰則

車検に通るフォグランプには明確な基準があります。

• 色：白または淡黄色のみ
• 高さ：地上250mm以上800mm以下（車両による）
• 個数：前部2個まで
• 明るさ：他車の妨げにならないこと
• 光軸：対向車に眩惑を与えないこと

違反例とリスク

• 青色や違反色のフォグランプ → 不合格、警察から指摘される場合あり
• 球切れ・点灯不良 → 車検不合格、道路交通法違反の恐れ
• 高さ・位置違反 → 再検査や修理費用が発生

フォグランプの保安基準の変遷と最新動向

保安基準改正により、フォグランプの取り付け高さや色の基準が一部緩和されました。これにより、従来よりも多様な車種・カスタムに対応しやすくなっています。

• 近年はLEDフォグランプや高効率バルブが普及し、車検対応と記載のある商品が増加しています。
• 車種・年式によって微妙な違いがあるため、最新の基準やメーカー情報を確認することが大切です。

ポイント

• 車検前には必ず点灯・色・高さ・光軸をセルフチェック
• 不明点はディーラーや整備工場に相談するのが安心です

信頼性の高い情報に基づき、正しい理解と準備で安心して車検に臨みましょう。

色・明るさ・光軸・高さの詳細基準 – 車検合格のための具体的数値と測定方法

フォグランプの色基準と色温度（ケルビン数）の適正範囲 – 白色・淡黄色の許容範囲とNG色

フォグランプの車検基準として、認められる色は白色または淡黄色のみです。色温度（ケルビン数）は一般的に3000K～7000Kの範囲が推奨されており、これを超える青や紫などの色味は不合格となる場合があります。色味が判断しにくい場合は、目視での検査が行われます。市販品を選ぶ際は、ケルビン数表示があるか、白・黄色であるかを必ず確認しましょう。

色区分	許容範囲	代表例
白色	3200K～7000K	純正LED等
淡黄色	2500K～3500K	イエロー系
青色等	不可	不合格

青色・赤色・特殊色の法的扱いと実例

青色や赤色、紫などの特殊色のフォグランプは道路運送車両の保安基準で禁止されています。これらの色は、緊急車両や公的車両の識別色と重複する可能性があるため、装着したままだと車検は通りません。仮に特殊色を装着している場合は、車検前に純正色へ交換またはバルブを外すことをおすすめします。実際に青色フォグランプ装着車が不合格となった事例も多く報告されています。

明るさの基準とルーメン・カンデラの目安 – 過剰照度による不合格リスクと目視検査の実態

フォグランプの明るさに関する明確な数値基準はありませんが、極端に明るすぎる（過度なルーメン値やカンデラ値）場合は不合格となるリスクがあります。一般的に1000～3000ルーメン程度が推奨されますが、検査員の目視で「まぶしすぎる」「対向車の妨げになる」と判断されれば指摘されることも。明るさの強化を検討する際は、保安基準適合品を選ぶことが重要です。

指標	推奨目安範囲
ルーメン	1000～3000
カンデラ	1500～3000

フォグランプの取り付け高さ・位置の具体基準 – 地上250mm～800mmの測定ポイント詳細

フォグランプの取り付け位置は地上からレンズ下端まで250mm以上、上端まで800mm以下と定められています。測定ポイントは、車両が水平な状態で地面から直接レンズ部分を計測します。複数のフォグランプを設置する場合も、必ずこの範囲に収める必要があります。クロスオーバー車やトラックなど、車種によっては高さ規定に注意が必要です。

測定部位	基準値
レンズ下端	250mm以上
レンズ上端	800mm以下

フォグランプ光軸・カットライン調整方法と検査基準 – 光のばらつきやズレの判定基準

フォグランプの光軸は、対向車の視界を妨げないように下向きに調整されている必要があります。検査では、壁面や専用機器を使い、光のカットラインが水平より下にあるかをチェックします。光のばらつきや左右のズレが大きい場合も不合格の要因となります。セルフチェック方法としては、夜間に壁に照射し、カットラインが直線的かつ低い位置にあるかを確認することが効果的です。光軸調整が難しい場合は、専門店での点検・調整を推奨します。

車検前のフォグランプセルフ点検と調整法 – 不合格を回避するための実践チェックリスト

車検前にはフォグランプの点検が重要です。不合格を避けるために、以下のチェックリストを参考にしてください。

• 点灯確認：左右のフォグランプがしっかり点灯するか確認します。
• 球切れ・配線の不具合：ランプがつかない場合は、バルブの交換や配線を点検しましょう。
• レンズの状態：割れや結露、汚れがないかをチェック。クリアな状態を保つことが大切です。
• 光軸・高さの確認：フォグランプの高さや光軸が基準内かを確認します。
• 社外品・純正品の車検対応表示：製品に「車検対応」や「保安基準適合」の記載があるかチェックしましょう。

点灯確認と球切れ・配線・スイッチの不具合対策 – つかない原因別の具体的対応策

フォグランプが点灯しない場合は、原因に応じた対応が必要です。まずはスイッチを操作して反応を見ることが大切です。点かない場合は以下を確認してください。

• バルブが切れている場合：新しいバルブに交換します。
• 配線の断線や接触不良：配線やソケット部分をしっかり差し込み直し、腐食や破損がないか確認します。
• スイッチやヒューズの故障：ヒューズボックスを点検し、切れていたら交換します。スイッチ自体の不良も考えられるため、異常があれば修理や交換を検討しましょう。

レンズ割れ・結露・汚れの影響とメンテナンス方法 – 視認性低下の防止と清掃ポイント

フォグランプのレンズ割れや結露、汚れは視界不良や車検不合格の原因となります。定期的なメンテナンスが必要です。

• レンズ割れ：割れている場合は必ず交換してください。
• 結露：内部に水滴が溜まっている場合は、乾燥させガスケットやシール材の劣化を点検し、必要に応じて修理します。
• 汚れや黄ばみ：柔らかい布と専用クリーナーで丁寧に拭き取ります。

光軸・高さのセルフチェック方法とDIY調整 – 測定器具不要の簡易測定テクニック

光軸や高さのズレは、車検で不適合となる主な原因の一つです。自宅でも簡単にセルフチェックが可能です。

• 壁やガレージのシャッターに照射：車両を水平な場所に停め、フォグランプを壁に照射し、左右差や高さを確認します。
• 基準高さの目安：多くの車種で地上から250mm～800mm以内が目安です（年式や車種によって異なるため、必ず取扱説明書や規定を確認してください）。
• 光軸が上向きすぎていないか確認：眩しさや対向車への影響を防ぐため、光が下向き気味になるよう調整しましょう。

簡単な調整で不合格リスクを減らせます。

社外品・純正品の違いと車検対応表示の見分け方 – 信頼できる製品選びのポイント

フォグランプは純正品・社外品ともに「車検対応」であることが重要です。信頼できる製品選びのポイントをまとめます。

項目	純正品	社外品
適合性	車種専用で高い	汎用品は適合注意が必要
車検対応表示	ほぼ全てに記載あり	明記されていない製品もある
保証・サポート	ディーラーのサポートあり	メーカーによるサポートが異なる
色・明るさ基準	基準内で安心	ルーメンやケルビン数を必ず確認

車検で不適合となるフォグランプの典型的な事例と防止策 – 不合格を招くパターン

色違い・色混在（白と黄色の混用）による不合格例と対処法

フォグランプの色は、車検基準で白または淡黄色に限定されています。左右で色が異なる場合や、白と黄色のランプを混在させている場合は不適合となります。実際、色違いや色混在は検査時にもっとも多い不合格原因のひとつです。

対処法としては、左右同一色・同一メーカーのバルブを使用することが重要です。また、色温度（ケルビン数）は7000K以下が目安となります。色の違いが気になる場合は、事前にランプを交換し、点灯状態で色味を確認することが推奨されます。

チェックポイント	内容
色の基準	白または淡黄色
ケルビン数目安	7000K以下
左右統一	メーカー・色を揃える

過剰な明るさや光軸ズレによる検査落ちの実例と修正方法

フォグランプが明るすぎたり、光軸が正しく調整されていない場合も車検で不合格となるリスクがあります。特にカスタムLEDやHIDの取り付け時に多発します。

明るさは純正同等または規定値以下であること、光軸は対向車を眩惑しないよう正確に調整されていることが必要です。

点検時は点灯状態で壁に照射し、光軸が左右・上下ともに基準範囲に収まっているか確認しましょう。必要に応じて専門業者での光軸調整やバルブ交換を行うことで、合格率が向上します。

• 明るさ過剰は不合格の原因
• 光軸ズレは対向車への危険性大
• 点検時は壁への照射でセルフチェック

3灯以上同時点灯や高さ違反による車検不合格の注意点

フォグランプの同時点灯数は2灯までと定められています。3灯以上が点灯している場合や、取り付け位置が基準の高さを超えている場合は違反となります。

高さの基準は路面から250mm以上800mm以下（多くの車種）で、トラック等は車種ごとに異なる場合があります。

取り付け位置を変更したカスタム車は、検査前に高さ測定を行いましょう。3灯以上同時点灯させないように配線やスイッチの確認も重要です。

基準項目	内容
点灯数	2灯まで
高さ	路面から250～800mm目安
配線確認	スイッチ・リレーの動作確認

球切れ・両方点灯しない・スイッチ誤作動のトラブル対策

フォグランプが片側だけ点灯しない、球切れしている、またはスイッチが正常に作動しない場合も車検には通りません。

球切れは検査時に必ずチェックされるポイントであり、費用も発生するため早めの交換が重要です。

スイッチや配線の異常がある場合は、整備工場での点検・修理を依頼しましょう。セルフチェックで不具合が見つかった場合は、検査前に必ず修理を完了させてください。

• 球切れは即交換が必須
• スイッチや配線の動作確認
• 整備不良は早期修理で対応

カスタムLED・イカリング・特殊色フォグの適合性とリスク

カスタムLEDやイカリング、青やライムイエローなど特殊色のフォグランプは、車検基準に適合しないケースが多いです。

青色や極端に明るい色は保安基準違反となり、警察に指摘される場合もあります。また、カスタムパーツの中には“車検対応”と表示されていない製品もあるため、購入時は必ず適合性を確認しましょう。メーカー発行の適合証明書があると安心です。

カスタム例	適合リスク
青・ライムイエロー	不適合が多い
イカリング	車検非対応が多い
ノーブランドLED	適合証明の有無要確認

車検時にフォグランプを外す・テーピング等の応急対策の適否

故障や不適合が見つかったとき、応急的にフォグランプを外したり、テーピングで点灯防止するケースがあります。

一時的に外す・カバーで隠すことは認められる場合もありますが、取り付け跡や配線が残っていると指摘を受けることがあるため注意が必要です。

ガムテープなどでの応急処置は見た目が悪く、再度の修理や交換が必要になるため、根本的な対策（交換・修理）が推奨されます。車検前には必ず正しい状態に戻すことが重要です。

• 不適合時は外す・カバーで対応可能な場合も
• 配線・取り付け跡への注意
• 応急処置より根本修理が安心

フォグランプの交換・修理・アップグレードの選び方とコスト比較

車検に適合するフォグランプへ交換やアップグレードを検討する際は、基準や認証マーク、取り付け方法、費用など多くのポイントを総合的に判断することが重要です。特に近年はLEDフォグランプの普及で選択肢が拡大していますが、適合基準やコストに違いがあるため、正しい知識が求められます。ここでは交換・修理・アップグレードの選び方とコスト比較について詳しく解説します。

車検対応フォグランプの選定基準と認証マークの確認方法 – Eマーク・JISマークの重要性

車検に合格するためには、フォグランプが国内外の規格に適合していることが不可欠です。特にEマークやJISマークの有無は、法的基準を満たしている証拠となり、安心して装着できます。

認証マーク	特徴	車検適合性
Eマーク	欧州の保安基準適合証	高い
JISマーク	日本工業規格適合証	高い

LEDフォグランプの特徴・メリット・デメリット – 爆光・純正相当品の違いを解説

LEDフォグランプは消費電力の低さや長寿命が魅力ですが、選ぶ際には明るさや色、配光性能を重視しましょう。爆光タイプは一見明るく見えますが、保安基準を超える明るさの場合は車検不適合となる可能性があります。一方、純正相当品は基準に合わせて設計されているため、車検対応の安心感があります。

LEDフォグランプの主なメリット

• 長寿命でメンテナンス頻度が低減
• 消費電力が小さくバッテリーに優しい
• 明るさや色温度を選びやすい

デメリット

• 一部製品は配光が不適切で対向車の迷惑になる
• 爆光タイプは車検非対応な場合が多い
• 安価な製品は耐久性や規格適合に不安

車検を意識するなら純正相当のLEDフォグランプを選択し、「車検対応」や認証マーク付きの商品を選ぶことが大切です。

フォグランプ交換にかかる費用相場とDIY vs 業者依頼の比較

フォグランプの交換費用は、製品価格・作業内容によって異なります。DIYと業者依頼の違いを把握したうえで、自分に合った方法を選ぶのがポイントです。

項目	DIY	業者依頼
費用	3,000円〜10,000円（部品代のみ）	8,000円〜20,000円（工賃込）
メリット	費用を抑えられる	専門技術で確実な作業
デメリット	作業ミスのリスク	費用が高め

DIYはコストメリットがありますが、配線や位置調整など知識が必要です。業者依頼の場合は確実な取り付けや点検が受けられるため、初めて交換する方や安全性重視の方におすすめです。

交換時に必要な工具・パーツと安全に取り付けるポイント

フォグランプ交換時には以下の工具やパーツが必要です。

• プラス・マイナスドライバー
• ソケットレンチ
• 新品フォグランプバルブ
• 必要に応じて配線コネクターや絶縁テープ

安全に取り付けるためのポイント

1. バッテリーのマイナス端子を外す
2. 取り外し・取り付け時はバルブに直接触れない
3. 配線の接続ミスに注意し、確実に絶縁処理を行う
4. 交換後は点灯・光軸・色味を必ずセルフチェック

安全かつ正確に作業することで、車検だけでなく普段の運転時も安心して走行できます。

代表的な車種別フォグランプ車検基準と対応ポイント

車検時にフォグランプが適合しているかどうかは、車種ごとに基準や注意点が異なります。特に【トヨタ86】【スズキ・ジムニー】【スズキ・ツイン】などはフォグランプの高さ・位置・装着方法に違いがあります。正しい基準を理解し、車両ごとに適切な対応を行うことが重要です。

車種別のフォグランプ高さ・位置・個数の規定差異

フォグランプの車検基準は高さや位置、個数に明確な規定があります。下記の表で主な車種ごとのポイントをまとめました。

車種	フォグランプ高さ（mm）	位置のポイント	個数規定
トヨタ86	250〜800	バンパー下部に装着が多い	左右対称2個まで
ジムニー	250〜800	グリル周辺やバンパー装着	左右対称2個まで
ツイン	250〜800	バンパー下部	左右対称2個まで

• 高さは地上250mm以上800mm以下が基本です。
• 個数は原則左右1対（2個）まで。3個以上は違反となります。
• 取り付け位置や光軸にも注意し、基準から外れないよう確認が必要です。

後付けフォグランプ・4灯化・カバー・フィルム装着の合法性

カスタムで人気の後付けフォグや4灯化、カバー・フィルム装着ですが、車検基準を満たさないと不合格となります。

• 後付けフォグランプは保安基準適合品であること、正しい高さ・位置で装着されていることが車検通過の条件です。
• 4灯化（左右4個以上点灯）はNG。点灯時は「2個まで」が原則です。
• カバーやフィルムの装着も、光量・色・透過率に基準があり、黄色や白以外の色は不可。青やライムイエローなどの流行色は基準に適合していない場合が多いので注意が必要です。
• スイッチの独立性も重要で、ヘッドライトと連動しない、独立したスイッチで点灯できることが求められます。

車検に通るための車種別カスタム注意点とおすすめ製品例

車種ごとに車検をクリアするためのカスタムポイントやおすすめフォグランプ製品を紹介します。

• 左右同一メーカー・同一色のバルブを使用することが基本です。白と黄色の混在や、左右で明るさが異なる場合は不適合の原因になります。
• バルブの明るさ（ルーメン）や色温度（ケルビン）は、純正値または保安基準適合品を選択しましょう。7000K以下が一般的な目安です。

おすすめ製品例

製品名	特徴	対応車種例
IPF LEDフォグランプ	保安基準適合、7000K以下	86、ジムニー
PIAA イエローフォグ	高輝度黄色、耐久性・視界向上	ジムニー、ツイン
純正交換用バルブ	メーカー純正、信頼性重視	全車種対応

• 車検前は点灯確認や色のチェックを必ず行うことで、不合格リスクを低減できます。
• 球切れや点灯不良時は速やかに交換し、カバーやフィルム装着時は透過率・色の基準を再確認してください。

安全なカーライフのためにも、各車種の特性に合わせた対応を心がけましょう。

フォグランプ関連の違反・警察対応事例とトラブル解決法

フォグランプ球切れ・色違反・点灯不良での警察検挙リスク

フォグランプは車検時だけでなく、日常使用中も保安基準に適合していない場合、警察による検挙対象となります。特に多いのが球切れや点灯不良、色違反です。球切れは片側でも違反となり、運転中に発覚すると整備不良で指摘されるケースが多くなっています。

下記のテーブルで主な違反事例と検挙リスクをまとめます。

違反内容	検挙リスク	主な指摘ポイント
フォグランプ球切れ	高い	整備不良・警告・罰則
色違反（青・紫等）	非常に高い	保安基準違反
点灯不良・配線不良	高い	保安基準違反
取り付け位置不適合	高い	規定外設置

定期的なフォグランプの点灯確認や色のチェックは、検挙・違反リスクの予防につながります。

青色や特殊色フォグランプの違法性と実際の摘発例

フォグランプの色は法律で白色または淡黄色のみが認められています。青色や紫色、ライムイエローなど保安基準に適合しない色は違法とされ、警察による摘発事例も報告されています。特に青色のフォグランプは、緊急車両と誤認される恐れがあるため検挙率が高くなっています。

違法色フォグランプの摘発例

• 青色フォグランプ装着で道路交通法違反として切符を切られる
• 市販の特殊色バルブが原因で警告・整備命令を受ける
• 黄色でもケルビン数が極端に高い場合、不適合と判断される事例

純正または車検対応と明記された製品を選び、色のカスタマイズは厳重に注意しましょう。

違反時の対処法・警察対応の心得と罰則内容

万が一フォグランプの違反を指摘された場合、まずは冷静に指示に従いましょう。違反内容によってはその場での整備命令や反則金が科せられることがあります。主な罰則内容は以下の通りです。

違反内容	罰則・対応例
球切れ・点灯不良	整備命令、反則金（6,000円程度）
色違反	保安基準違反、整備命令
規定外の取り付け	整備命令、車検不合格

違反を指摘された場合のポイント

• その場で修理や消灯指示が出る場合もあるため、工具やスペアバルブの携帯が有効です。
• 整備命令書が交付された場合は、速やかに対応し所定の期間内に整備記録を提出しましょう。
• 反則金や罰則を受けないためにも、日頃からフォグランプの点灯・色・取り付けをチェックすることが重要です。

トラブル時は焦らず正しい手順で対応し、今後の予防策として車検対応部品や純正品の使用を心掛けましょう。

フォグランプ車検に関するQ&A集（検索頻出質問を網羅）

フォグランプがつかない場合は車検に通るか

フォグランプが点灯しない状態では、車検に通らない場合があります。特に純正で装着されているフォグランプが球切れや故障で点かない場合、点検時に指摘され不合格となるケースが多いです。もしフォグランプを使用しない場合や修理が困難な場合は、車検前にきちんと外しておくことが必要です。なお、後付けフォグランプの場合も、装着している限り点灯確認が求められるため、不具合がある場合は事前に確認・対応しましょう。

フォグランプの色違いは違反になるか

フォグランプの色は保安基準で定められており、白または淡黄色のみが車検対応となっています。左右で色が違う、青や緑など認められていない色は基準違反となり車検に通りません。また、片側が白で片側が黄色といった色違いも不可です。車検前には必ず左右の色を統一し、規定色であるかを確認しましょう。

球切れ時の車検対応と費用目安

フォグランプが球切れを起こしている場合、修理または交換が必要です。球切れのままでは車検不合格となります。交換費用の目安は、バルブ交換のみなら部品代と工賃合わせて2,000～5,000円程度が一般的です。ディーラーや専門店での交換なら、バルブの種類や車種により費用が異なるため、事前見積もりをおすすめします。交換の際は左右同時交換が推奨されます。

フォグランプの高さ規定と測り方

フォグランプの取り付け高さにも規定があります。地上からランプ下縁までの高さが250mm以上であることが主な基準です。また、フォグランプの中心が800mmを超えてはいけないとされています。高さを測るときは、車両を平坦な場所に置き、メジャーで地面からランプ下端と中心までの距離を測定します。規定外の場合は取り付け位置の見直しが必要です。

項目	規定値
最低地上高	250mm以上
中心の高さ上限	800mm以下

LEDフォグの車検適合基準

LEDフォグランプを装着する場合、保安基準に適合した製品であることが必須です。色は白または淡黄色で、明るさも極端に高すぎるものは不可とされています。ケルビン数はおおよそ7,000K以下が目安です。灯具自体に「車検対応」「Eマーク」などの表示があるかを購入時に確認し、取り付け後は点灯や色味もチェックしましょう。

イカリング・カスタムフォグの合法性について

イカリングやカスタムフォグランプは、純正部品以外の場合、色や明るさ、点灯方法が基準に合致していないと車検に通らないことがあります。特に青色や緑色の発光、点滅式、過度な明るさのものは不可です。カスタム品を装着する場合は、保安基準に適合した商品を選び、取り付け前後に点灯状態や色を確認することが重要です。

車検でフォグランプを外す場合の注意点

故障や球切れでフォグランプを修理できない場合、車検前に取り外すことで不合格を回避できます。ただし、取り外した跡が残ると指摘されることがあるため、配線やスイッチも適切に処理してください。ガムテープなどでの仮止めは基準違反となるため、しっかりとした方法で外すことをおすすめします。

車検時に光軸調整が必要な理由

フォグランプの光軸が適正でないと、対向車の視界を妨げたり安全性が損なわれます。車検では光軸の高さや方向もチェックされ、基準から外れていれば調整が必要です。特にLEDなどの明るいバルブは光の拡散が強いため、光軸調整を怠ると不合格になる可能性が高まります。車検前には整備工場などで点検・調整を行いましょう。

フォグランプ交換後の再検査の有無

車検前や車検時にフォグランプを交換した場合、交換後に点灯や色、光軸などの基準に適合していれば再検査は不要です。ただし、基準を満たしていない場合は再検査が必要となることがあります。交換時は「車検対応」「保安基準適合」と明記された商品を選び、装着後は必ずセルフチェックを行うことが重要です。

会社概要

会社名・・・株式会社A.S.T
所在地・・・〒399-0704 長野県塩尻市広丘郷原1764-242
電話番号・・・090-8853-8716